男女の恋愛観

例えば、例えばですよ、ある男が一人の女の子に告白しようとしている。

男は単純に好きだから付き合いたいと思っている。女の子の方は相手に悪い印象は持っていないけど付き合うのは気が引ける。要するに男の片想い状態なわけです。

この時、女の子は何を基準にして「この人と付き合おう」という気持ちになるのか。

 

大部分の男は上に書いた通り「好きだから好きなんだ」という論理?である女の子と付き合おうとするはずです(あ、筆者は男です)。すごくシンプルです。一目惚れではないにしてもそこに理由なんてなくて、あったとしたらそれは後付けです。

それに対して女の子というのは、男と付き合うのに理由をつけたがる。これこれこういうところが好きだから付き合おうと思った、なんていうことがスラスラと言えちゃう。加えて、女の子の場合は結婚まで視野に入れる場合もある。「この人と家庭を築いてもうまくやっていけるだろうか」というところまで考える。

このように、恋愛においては極めて女性の方が上手であり、冷静です。

 

一般的に言って、感情で話す人と理性で話す人、どちらが性質が悪いかは明らかですよね?

だから女性は前の恋愛が終わったら、ある程度時間はかかったとしても次に向かうことができる。それに対して男は、いつまでも好きだった女の子への未練を持ち続ける。理性の整理はできても、感情の整理は難しいからです。

そういうわけで、女性は恋愛においては時に容赦ないほど冷たくもなる。

男の恋愛ってツライよなぁと、そんなことを思ってしまいました。

破壊された景観と自殺大国

加賀乙彦さんの『不幸な国の幸福論』を読んでいます。まだ途中ですが、様々な日本の問題点について指摘されており、なるほどと肯くものばかりです。

戦後、高度経済成長を迎えた日本は欧米に追い付け、追い越せと皆身を粉にして働きました。物質的豊かさこそがすなわち幸福であると誰もが信じて疑わなかった時代です。

しかし、バブルが弾け、現代の日本は不況にあえぎ、慢性的な不満と不安がこの国全体を覆っています。

 

本書の中で、アレックス・カーという人が日本の景観について論じた『犬と鬼―知られざる日本の肖像』という本が紹介されています。彼は祖谷という徳島の山村に魅せられ、日本の景観を守ろうというNPO活動を行っています。

日本はあまりに公共事業に金を使いすぎているため、不必要な自然開発、土木工事が進められ、かつて美しかった日本の風景は次々と失われている。電線が空を巡り、不必要なダムが作られ続けている。

京都や奈良も、古い町並みはほとんど残されておらず、無秩序に近代化が推し進められた。僕は京都に住んでいたことがあるからわかるのですが、はじめ京都に来たときは、「ここはなんて騒々しい街なんだろう」と愕然とした記憶があります。たしかに寺社・仏閣は素晴らしいですが、大通りを車が大量に走り、人々はギスギスとし、心の平安が得られる場所ではありませんでした。

 

無駄な公共投資が際限なく行われた結果、社会保障費は抑制されました。日本のGDPに占める社会保障費の割合は先進国の中で最低水準です。公共事業にお金を使いすぎているから社会保障費に回すお金がないのです。結果として、日本は世界有数の経済大国でありながら、脆弱なセーフティネットしか持たない国となってしまいました。

現在、日本の年間自殺者数は、ここ2年は3万人を下回ったものの、それでも先進国の中では異様に高い数字です。

 

コンクリートで塗り固められ、絶えず車などの騒音にさらされている僕たちの体には知らず知らずのうちに疲労が蓄積されていきます。身近にあった自然は次々と姿を消し、代わりにマンションや住宅が立ち並ぶようになりました。かつて当たり前のように見られた蛍の姿も、今や限られた場所でしか見ることができません。

先日海外から帰ってきて、関西空港から京都へ向かう列車の中に京都に観光に行くと思われる外国人夫婦の姿がありました。関空から京都へ行くには大阪の町中を通るのですが、その列車の中で僕は暗澹たる気持ちになりました。日本はなんと無機質で汚い町ばかりなのだろう、と。この期に及んでビルの建設を進めようとする建築現場を見て、呆れてしまいました。

その外国人の奥さんはじっと車窓から外の景色を眺めていました。彼女は何を思ったのだろうか?

 

不幸な国の幸福論 (集英社新書 522C)

不幸な国の幸福論 (集英社新書 522C)

 

 

 

犬と鬼-知られざる日本の肖像-

犬と鬼-知られざる日本の肖像-

 

 

医大生が嫌われるワケ

こんにちは。気持ちのいい季節になってきましたね。

今日は医大生に多い性格の話です。
よく言われることですが、医大生はプライドが高い。これは実際に僕の周りにいる医大生にも当てはまる人たちが多いです。熾烈な医学部入試を勝ち抜いた医大生には妙なプライドを持った人たちがいます。
僕は工学部などの他学部の学生と交流する機会もあるのですが、概して彼らの方が医大生よりも親しみの持てる性格をしています。医大生は競争意識が強過ぎるのです。
また、同じ医大生の中でも浪人して入ってきた人よりも現役で推薦で入ってきた人たちの方があっけらかんとした性格をしています。浪人で入ってきた人の中には推薦入学組を馬鹿にする人もいますが、僕の印象ではむしろ推薦で入った人たちの方が要領良く試験を乗り越えている気がします。

たしかに医者同士切磋琢磨して技術を磨いていくことはとても重要なことですが、実際に患者さんを診る臨床の現場では競争心は邪魔になります。そこではむしろ人間性が問われると思います。
受験戦争を勝ち抜いた後には人間性を涵養することが医大生として必要なことではないでしょうか。

人の悪口を言う人間といかに付き合わないか

先日僕が上げたただのグチみたいな記事にはてなスターをつけていただいたようでありがとうございますm(__)m

ほとんど放置してたこのブログですが、ブログタイトルも付けたことですしがんばって書いていこうと思います。

 

さて、そんなことを言っておきながら今回もやっぱり愚痴っぽい話ですスイマセン。

人の悪口を言うのが大好きな人間っていうのは残念ながら一定数いるようです。そうした人間は同じ価値観を持つ者同士で群れ、共通の敵を作り上げその人を叩くことで一致団結します。しかも彼らは頭の回転が速く、よどみなく悪口を言い続けることができるようです。彼らは人の悪口だけで8時間も飯を食べることができるのです。

頭の回転が速いだけのバカっていうのは実は医学部にはゴロゴロいるのです。そのような人たちと付き合っていると非常に疲弊します。彼らはやっかいなことに自分が煙たがれていることに全く気付いていません。

 

彼らと付き合う上で重要なのは(付き合いたくなくても付き合わなきゃいけない人っていますよね、先輩とか)、なるべく感情的にならず事務的に対処することです。どうしても聞かなくてはいけないことがある時は必要な情報だけを聞きだし、余計な口出しをしないことです。彼らは人の揚げ足取りが大好物なのです。なるべくスキを与えてはいけません。

人間に与えられた時間は有限です。一緒にいて気が滅入るような人よりも、一緒にいるとハッピーになれるような人を大切にしましょう。嫌な人間のためにわざわざ苦しんであげる必要はありません。

すぐにキレる人が多すぎる

と思いませんか?
僕は今大学で部活の部長をやっているのですが、役柄上様々な連絡が回ってきます。部長だけではやっていけませんので雑務などをこなしてくれる主務というものが各部活存在すると思います。
で、まぁなかなかうまくいかないながらもなんとかかんとか部活を回しているわけです。それだけでも大変です。出来れば部員の皆にはそっとサポートしつつ温かく見守ってほしいわけです。

しかしですねぇ、先輩となるとどうも気が大きくなるのか、果ては何を勘違いしたのか後輩までもが僕たち幹部学年に文句を言ってくるわけです。

それもまっとうな指摘ならまだ納得できます。実際僕たちに落度があったケースもあります。しかし、そんなことでいちいちキレるかということにキレてくるわけです。これはもうたまらないんですよ、こっちとしては。自分の力不足は重々承知でやっているわけです。それをそんな風に言われてしまうともうやってられるかと。

僕たち医学生は将来患者さんを相手にしなければなりません。人間ですから様々な人がいます。そういう人に対していちいちキレている医者に診てもらいたいですか?僕は遠慮いただきたいですね。

エニアグラム

という性格診断によると…

 

<p>エニアグラム診断によると私は<a href="http://shining.main.jp/enia6.html">タイプ6番</a>でした。<br>無料診断のできるサイトは<a href="http://shining.main.jp/">こちら</a>です。</p>

 

当たってますね(笑)

独白

ねえ、僕はすぐに疲れてしまうんだ。医学生だからもちろん勉強しないといけない。だけど、勉強してものの30分も経たないうちに、僕は疲れて、あれこれ別のことを空想し始める。


そんなだから、結局留年した。特に感慨はなかった。ああ、そうだろうなと思った。みんなが、なんであんなにテスト直前になると人が変わったように勉強できるのか僕にはわからない。僕にはあんな芸当は真似できない。


そもそも、僕は医者になりたいのか?最近、そんなことを良く考える。医者といってもいろいろな科があるから自分に合った科もあるはずだと思わないこともないけど、そもそも不勉強な医者なんて害悪でしかない。

でも、いまさら医者を諦める訳にもいかない。何しろ、医学部というのは医者になる以外道のない、最もツブシのきかない学部だからね。


僕は何も考えられない。医学部というのは、周りはできる奴ばかりだ。頭の回転がすごく早い。とても僕のような自頭の悪い人間はついていけない。そんな中でたいして興味も持てないような学問を勉強するのはとてもつらい。